【運送業/倉庫業】私たちは人手不足にどう対応するのか?

皆さま、こんにちは。
りんくうフレッシュ株式会社の広報担当、水木でございます。

現代日本の多くの企業が直面している人材不足の問題。この課題は避けて通ることはできませんが、私たちりんくうフレッシュ株式会社では、この状況を前向きに捉え、未来への投資と考えています。
今回は私たちは、この課題を乗り越えるために、3つの重要な取り組みをご紹介していきます。
決してすごいこと、特殊なことを行っているわけではないですが、お困りの皆さまの参考になれば幸いです。

目次

    効率的な業務システムの構築
    従業員満足度の工場と長期的な人材育成
    企業価値と業界の魅力の発信

効率的な業務システムの構築

日本全体で労働者人口が減っている中では、いくら頑張っても求人をしても応募者は増えません。少ない人数でも高い生産性を維持できるシステムづくりが必要不可欠です。当社では、従業員の行う業務内の単調な作業を減らし、創造性とスキルを最大限に活かせる環境を整える意識をしています。
具体的には、以下の施策を実施しています。

・テクノロジーを活用した自動化システムの導入やデジタル化による効率化

他の業界でも言えることですが、AI時代になってもまだまだ人が作業している部分が残っていますよね。そういった仕事の中で、一定量以上のボリュームがあり、現在時間をかなりの要していて、人が行うとエラーを起こす可能性が高い作業の自動化を行っています。
顧客とのコミュニケーションにおいても、電話、メール、チャットだけでなくクラウドサービスを活用して情報を共有し合い、業務を効率的かつ高品質に進める業務フローを構築しています。

これらの取り組みにより、会社を守るための必須業務以外に、会社が前進するための業務にも時間を割けるようになりました。取り組みにかかるコストは、政府の補助金制度を活用することでコスト面でも効率的に導入を進めています。

従業員満足度の向上と長期的な人材育成

人材の定着率を高めることは、企業の持続的な成長にとってとても重要です。私たちは、従業員が長期的にキャリアを築ける環境づくりに力を入れています。
主な取り組みは以下の通りです。

・会社の将来のビジョンの明確化と従業員との共有

当社ではWEBサイトのリニューアル時にミッション、ビジョン、バリューを設定しました。もちろん、設定するだけでは何も良くなりません。現在はこれらを元に「当社はどこへ向かっているのか」「当社は社会の中でどのようにあるべきか」「当社の従業員として取るべき行動」を従業員にも伝えています。重要なのは会社上層がミッション、ビジョン、バリューを徹底し、かつ従業員にも伝えていくことです。業務の目的が明確になることで、不安や疑問が少なくなり、働きやすくやりがいのある職場を構築できると感じています。

・ワークライフバランスの推進

昔とは違い、個人における仕事とプライベートのバランスが重要な時代になりました。昔のままの雇用スタイルでは候補者に選んでもらえません。ただでさえ人がいないのに、「働きたい」と思っている人は可能な限り雇っていきたいですよね。
例えば、育児中の家庭の場合、お子さまの健康状態によって両親のどちらかが時間を取って面倒を見なければならない状況が多くあります。彼らの多くは働く意思はありますが、自分だけでは調整できない部分を抱えています。そういった課題に寄り添った労働の仕組みをつくることで、候補者に選んでもらいやすい仕事になります。

・従業員の声を積極的に取り入れる仕組みづくり

従業員からの要望を聞き、良いと思ったものは会社に取り入れるようにしています。これは複数の意見から最善を導き出す、という意味もありますが、従業員の能力ややる気、積極性を引き出す目的が強いです。当社では、自分たちが考えたアイデアが採用されて仕事が回っていくことで当事者意識も芽生え、会社に対する帰属意識も高まると考えています。他にも、従業員が運営するSNSを活用した従業員同士のコミュニケーション施策などにも取り組んでいます。

企業価値と業界の魅力の発信

さいごに、人手不足を解決するためには、自社の価値だけでなく、物流業界全体の魅力を広く社会に発信することが重要だと考えています。
そのために、以下の取り組みを行っています。

・WEBサイトやSNSを活用した情報発信

WEBサイトやSNSを使って、自社だけでなく業界の現状や魅力を発信しています。このブログもその活動の一端です。
業務の中には、仲間内では当たり前過ぎて日常になっているモノやコトが多くあります。それらに焦点を当て、さまざまな人達に知ってもらうことで、魅力を感じてもらったり、仕事や生活に役立ててもらったりできるんじゃないかと考えています。非常に地道な活動のためすぐに、大きな結果は望めませんが、従業員とともに取り組むことで相乗効果が期待できます。

・仕事内容や社員の声を紹介するコンテンツの掲載

具体的な仕事内容が紹介されている動画を作ったり、実際の社員の声を紹介するコンテンツを制作し発信することも重要です。
募集要件に合った人からなかなか応募が来なかったり、採用したけれど、業務内容に関して候補者との間で認識の違いがあったために結局すぐに退職になる、といったトラブルはありませんか。こういったアンマッチを防ぐ効果が期待できます。
それだけでなく、実際の業務の他の業界ではない苦労や、業務の丁寧さ、誠実さが評価されることで自社が評価されるとともに、業界全体のイメージを高めることにも繋がります。

まとめ

以上が当社で行っている対策になります。参考になるものはありましたか。
上記はどんな会社でも確実に効果が出るというものではありませんし、はじめた瞬間から効果が出るのはシステムの導入くらいしかないです。しかし、さまざまな活動をしていく中で少しづつ手応えを感じてきています。
今回はアイデアの提供程度ですが、少しでも読者の皆さまのお役に立てていれば幸いです。

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